膿栓 洗浄

膿栓の洗浄をうがいで行う


扁桃は咽の奥にある免疫細胞のリンパ球を多く含む一対の臓器です。
この組織は咽を通る細菌やウイルスを捕らえ抗体を産生して、これらの微生物を処理する機能を持っています。
扁桃はふつう思春期を過ぎると小さくなりますが、細菌の死骸や食べ物の残りなどが混ざって白色や黄色の付着物として扁桃のくぼみにたまることがあります。
この付着物が膿栓で連鎖球菌・アデノウイルスやインフルエンザウイルスなどによる扁桃炎の源になります。
この病変が石灰化して石のように硬くなることもあります。

 

急性扁桃炎では、扁桃が腫れ発赤・水疱ときに潰瘍がみられます。
咽の痛みや不快な感じ・硫黄のような口臭・耳の痛みに加えて、食べ物の飲み込みにくさや息苦しさなどの症状がでることがあります。


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塩を少々混ぜたお湯でのうがいによる食後の洗浄は、食べ物のカスや粘液が扁桃のくぼみに残って膿栓ができるのを防ぎ不快感を和らげ口臭を減らします。
薬剤としては、口臭をなくし抗菌作用もある次亜塩素酸電解水のうがい薬があります。
鼻うがいによる洗浄で膿栓が取れる場合もあります。

 

鎮痛剤やトローチは、扁桃炎の不快感や咽の痛みを軽くします。
連鎖球菌による扁桃炎に対する治療には抗生物質が用いられますが、膿栓を完全に取り除くことはできません。
膿栓を伴う扁桃炎を根本的に治療し予防する方法は扁桃の摘出手術で、急性炎症をくりかえし扁桃が大きく咽の痛みなどの症状が強いヒトや慢性扁桃炎が腎炎など他の臓器の病気の原因になっている可能性があるヒトで検討されます。


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