綿棒を使う膿栓の取り方は大丈夫?!
ここでは膿栓を綿棒を使って取る方法について解説しています。
膿栓とは、喉の奥のくぼみにできる白い固形物です。
大きさは1mmのものから数cmのものまで様々です。
できてしまっても何も害がなければいいのですが
困ったことに、臭いが別名くさい玉と呼ばれるほど臭く、口臭の原因にもなるのです。
この厄介な膿栓ができる原因を見てみましょう。
膿栓は、喉の奥の両側にある、口蓋扁桃と呼ばれるところでできます。
ここは、リンパ組織が多く集まっているところで、表面には沢山の窪みがあり
この窪みでウイルスや細菌を捕まえ、退治する働きをしています。
したがって、膿栓とは、この窪みで退治されたウイルスや細菌の死骸が塊になったものなのです。
スポンサーリンクウイルスや細菌を退治した結果とはいえ、口臭になってしまうのは困りものです。
口臭の原因にさせないために、膿栓をなんとかしたいと思うでしょう。
どうしたらいいのか調べてみると、取り方がいくつか紹介されています。
その一つに、綿棒での取り方があります。
綿棒を用意するだけなら、手軽でお金もかからずよさそうです。
その方法とは、綿棒を喉の奥に入れて取り出すという取り方です。
しかし、この取り方では、口を開けて、鏡で喉の奥にある白い塊が見える状態の時に
取れる可能性があるというぐらいでしょう。
見えない状態のもの、見えているけど取れないものを取ろうとしてむやみにほじくってしまうと
扁桃腺周辺を逆に傷つけてしまい炎症を起こしてしまうかもしれません。
例え、綿棒で取れたとしても、一部のものが一時的に取れただけにすぎません。
このようなリスクを冒してまで、自分で取る方法はおすすめできません。
取り除かなくても必ずしも害があるものではありませんし
どうしても口臭が酷くて悩んでいる場合は、耳鼻咽喉科で診察を受けたほうがよいでしょう。